俺と季節感のない話

wWw<今回は全然爽快感のない話だよ!
(・∇・)<どちらかというと陰鬱とした話ですね、逆毛様


ひょんなことから「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」という本を読んだんです。


どんな本かというと、児童虐待とか貧困家庭などの「子供に原因も責任もなく、子供自身が取れる対処法もないけど結果には無慈悲に巻き込まれる」系の話です。正直暗い。最後に載ってる解説に「読み終わって、強い、張り裂けそうなほどの悲しみと、同時に浄化(カタルシス)を体験したばかりの読者に(後略)」と書かれているけどぜんぜん浄化しません。むしろ深層意識に沈殿していた「忘れていた嫌な記憶」とか「考えたくない現実」とかがかき混ぜられて浮かび上がってきてどんどん澱んでいく感じ。



wWw<昔はずいぶん「自分じゃどうしようもないこと」で嫌な思いしたもんなぁ
(・∇・)<「自分の才覚でなんとかなること」をなんとかできるようになってからは随分楽になりましたよね逆毛様


まぁ今でも考えるとズドーンと陰鬱な気持ちになるんですけどね。
自分の場合は誰に責任があるわけでもないので、若気の至りで親に「もっと普通の家に産まれたかったよ!」と言ったのは謝らないとなぁ、と思い続けて早幾年。
わざわざ言わなくても伝わってるだろう、と思いたいものです。


うちの親はデレの部分がないツンデレだから謝っても「あっそう」とか「そんなん忘れた」とか言いそうなんですけどね。