俺と素朴な疑問

「夫婦同姓になったのは明治時代以降の話で、それまでは婚姻関係を結んでも名字は変わらなかったんだよ!だから夫婦同姓を頑なに堅持する必要はないのだ!」

 

という主張を読んで、そもそもそれ以前って財産や権利は家単位で保有&管理されるものだから家長と相続予定者以外の家族の権利って吹けば飛ぶような軽いもので、特に女性の人権とか無いに等しかった時代だったんだけど、そんなのを持ってきて「コレを手本にせよ!」とか言い出したら逆に困ったことにならんかね?と思ったり思わなかったり。

 

そもそも婚姻関係を結んでも名字が変わらなかったってのは間違った主張らしいですね。ソースは各自ググってください。

 

 

 

まぁ現代日本のように、個人が財産を保有して権利もしっかり守られている時代だと、婚姻したからといって他人から識別される名前が変わるのは不都合も多いのかもしれませんね。

 

建前として個人を識別するマイナンバーが導入されてるんだし、戸籍や免許証にマイナンバーも明記して、婚姻したら戸籍や免許証に「009696は330843と婚姻関係にある」とか書いときゃいいんじゃねーのと個人的には思います。

 

生まれてきた子供の名字についてはちょっとむずかしいけど、原則として扶養に入っている方の名字を名乗って、変更したい場合は役所に届け出たらいいんじゃないかしら。今は両親ともに働いてるケースが多いし、別に兄弟で名乗る名字が違っても弊害なんてほぼないだろうとも思うし。

 

なんにせよ、システムとか制度っていうのはメリットもデメリットもあることを承知の上で採用されているんだから、デメリットがあるから廃棄して、メリットはなんかしらんけどそのまま維持!ってのはできないことを念頭に議論していって欲しいですね。