俺と親知らずの話 当日編

術後3日が経過して、ようやく歯を噛み締めても激痛が走ってアイーンみたいな顔にならなくても済むようになりました。夜に寝返りうった時に抜いた方が下になったりすると激痛で飛び起きたりするんで安眠できる日はまだまだ先のようですが。


wWw<というわけでちょっと落ち着いてきたんで12/14の激闘の歴史を綴ろうかなと思う次第
(・∇・)<しばらくは痛み止めとかの影響でまともに頭働かなかったんですよね逆毛様


まずは簡単にタイムスケジュールから


12月14日水曜 午後3時00分 病院到着

同日午後4時15分 診察室入室

同日午後6時30分 診察室退室


wWw<2時間15分も何してたんだろうねぇ
;・∇・)<ちなみに我の直前に入ったお兄さんは40分ぐらいで終わって出てきてました



まず、診察室に入って、先生にカルテを見ながら色々と聞かれたんです。『アレルギーとかないですか?』とか言われたんで「蟹とか海老とか食えないんで絶滅すればいいと思います!」と元気よく答え、続いて『ステロイドとか今塗ってますか?』と聞かれたんで「いやそんなの塗ったことないですよ?前の診察の時も何も貰ってませんし」と答えたら『アッ』と言いながら手元のカルテと横に置いてあったカルテを軽やかにチェンジ。おいおい忙しいのはわかるんだけどそれは流石に間違えないでくれよ…と思いつつ抜歯止めて帰るなら今が最後のチャンスかも知れないと本気で考える我。今から考えると辞めて帰っても良かったかもしれない(先生の腕うんぬんが理由ではなく)


我のカルテを見ながら先生の質問は続きます。『えーと、抜くのは右下の親知らずでしたっけ』「左下です」


うん。アレだ。俺が抜歯に対してビビってるから軽いジョークで和まそうという配慮なんだこれはってそんな配慮はマジでいらんわ!余計怖いわ!過去に腎炎を盲腸と誤診されて痛くもない腹を探られかけたことを思い出すわ!(ここは笑う所です)


若干の不安を覚えつつ診察台が倒されていよいよ手術が開始されます。裸族メンから「手術中は看護師さんのオパーイを堪能した?」と聞かれたので先に応えておきますが、腰の高さまで下げられて水平になっているので当たりようがありません。腰は当たってましたがハッキリ言うとそんなの意識してる余裕は微塵もありません。詳細は後述しますが、あの状況でエロス的行為を楽しめるヤツが居たらお目にかかりたいものです。


さー噂の親知らず抜歯の開始だぜ!どんな器具使ってやるのかな?とwktkしていたら顔に丸く穴の開いた布みたいなのを被せられて見えなくなってしまいました。まぁ見えてたら恐怖で逃げ出す可能性があるししょうがないのかもしれませんがちと残念。


以下は推測を交えてダイジェストで。


1.施術前に『自己負担1000円ぐらい上乗せになるんですが、抜いた部分に詰めると治りが早くなる物があるんですが詰めますか?』と聞かれたので速攻で「はい詰めてください」と答えたら『即答ですねー』と笑われる。痛いのが長引くのっていややん?と言おうかなと思ったけど余計笑われそうなので断念。
2.麻酔を3本ぐらい打たれる。若干痛い。この後から布が被せられて何も見えなくなる。
3.メスで歯茎が切開されたらしい。痛みがないのでさっぱりわからん。てかお願いだから「先生すいません間違えました」とか「35のメスない?じゃぁ50でいいや。あ、やっぱり大きいから30で」とか会話しないでください。
4.歯茎を開いたらアゴの骨は見えたけど肝心の親知らずは見えてないらしい。
5.ここから「ズガリガリガリゴリゴリバキッ!ズゴゴゴゴメリメリメリッ!」という音がずっと続きます。
6.麻酔が効いてる部分は痛くもなんともないんだけど、口を開き続けるのがとにかく辛い。感覚がなくなってきて「今口ちゃんと開いてるんだっけ?閉めてるんだっけ?」と自問自答する羽目に。なんか器具でも入れて閉じないようにしてくれればいいのになぁ。
7.近くを通りかかったベテランの先生が我のレントゲンを見て「うわっ、これ凄いな」と呟いてるのが聞こえる。聞こえてるっつーねん!と言いたいが言えない辛さに悶絶。
8.『ちょっと休憩しましょうか、口閉じてくださーい。ちょっと時間かかってますけど大丈夫ですか?』と話しかけられたので「麻酔効いてるんで大丈夫ですが、今どのぐらいまで進みました?」と尋ねたら『えーと…歯の先の部分がちょっと取れたぐらいかなぁ』と苦笑される。
9.休憩終了で爆音in口内再開。ボチボチ疲れてきて汗が出てきたからか顔に掛けられた布が鼻に密着してとても息苦しい。この辺から記憶が曖昧なのは呼吸困難だったのが原因だと思いたい。
10.午後5時の退勤時間を過ぎたからか、看護師さんがどんどん退勤していきます。あー今やってる先生方も我のが終わったら退勤なんだろうなぁと思うと違う意味で息苦しい。予定していた時間では終わらなさそうなので麻酔が追加される。途中で切れるより早めに追加しておいたほうがいいよね…。
11.8で通りかかったベテランの先生が自分の仕事が終わったらしく交代してやってくれることに。
12.ベテランの先生容赦ねぇ!今の削り幅じゃ歯が取り出せないと判断するやいなや速攻で大拡張。アゴの骨がすごい勢いで削られていきます。それを思い切り口をこじ開けてやるもんだから我が死にそうになってます。
13.ベテランの先生に変わって直ぐに歯が取り出されて『後は縫合だけですよー』と言われる。我が生き返ったようです。
14.縫合が終わって無事(?)終了。起こされた診察台の上から窓の外を見たら真っ暗。壁に掛かった時計を見ると手術開始から2時間以上経過してることに気がつく。
15.先生&看護師さん『長く掛かってすいません』我「いえいえ手間のかかる歯ですいませんでした」と変な謝罪合戦
16.診察室から出て廊下で待ってた家人と合流。人の顔を見て「うわぁ」って言うなよ「うわぁ」って、と思いつつ鏡を見たら思わず「うわぁ」って言葉が出た。
17.術後の色々な注意点を看護師さんから聞く。『骨をたくさん削ったから痛いと思うので、痛み止めたくさん出しておきましたよー』ってそんなサービスはできれば受けたくなかったぜ。
18.なんとか家に生還。家族全員に「うわぁ」って言われてショックを受けて不貞寝。


wWw<余りにも腫れ腫れユカイな我の顔を見て次の日休むように手配してくれたのはありがたかったけどな
(・∇・)<痛み&出血&発熱も伴ってましたし、あれは出社しても役立たず確定ですからね逆毛様


痛みでラリったせいかあまり覚えてないのですが、家人に「写真撮って!」と頼んだらしいです。その写真はまた後日。



とりあえずまとめ的なこと。

1.レントゲン撮ってアゴ骨にガチで埋まってることが確認された親知らずは全身麻酔で抜いた方が良い
2.途中でトイレに行きたくなっても行けないので手術前はトイレに行っておいた方がいい
3.どんなに痛い目にあっても医者のせいではないので途中でキレて暴れないようにその辺よく自分に言い聞かせておこう。言い聞かせれないなら全身麻酔

なんかいいこと書こうと思ったけど書けてないのは薬のせいということにしておきたいです。