俺と戒め

他人を叱責する時、常に気をつけていることがあります。
それは「自分はできることであっても、言われた方はできない&どうすればできるかわからないかもしれない」ということです。
なんだそんなの当たり前じゃん!と思いがちですが何度も何度も繰り返し同じことを注意したり教えたりしていると忘れてしまうことなので、特に注意するようにしています。


とはいえ「やります!」と言っておきながらやらずにダラダラTV見ていたり「○時までに終わらせます!」と言ったのに○時を1時間も過ぎているのに取り掛かってすらいないのを見かけると「やらないんだったらやりますとか言うなボケが!」「終わらせる見込みもないのに約束すんな!こっちはアテにして待ってんのにどないしてくれるねん!」と感情のままに怒鳴り散らしてしまうこともあるわけで。


それが学校の宿題とか習い事の反復練習のように、やり方を知っているはずのことなら「サボリ」と決めつけてもいいのかもしれないけれども、まだやったことのないことや、超真剣に取り組んでも結果が出ないことに対して「終わってないやんけ!」と怒ることもあるので反省していきたい所です。


何故こんなことを前振り無く表明したかというと、先日久しぶりに読み返したアイシールド21の単行本の中に「やりたいことを禁止されてできなくなった。でも諦めたくない。でもどうすればいいかわからない…」というシーンがあって、グサリと突き刺さったからです。
すぐに結果が出なくても、にっちもさっちもいかなくてちょっと距離置きたくなっても、長い道のりを進んでいる途中なんだと思って大らかに見守れるようになりたいものです。仕事とかなら話は別ですけどね。締め日とか納入日とかあるし。大人ってなんだかんだで損だよねぇ。