俺と辛さ

抗がん治療の辛さを甘く見ておりました(反省)。


通常、ケガとか手術とかで痛いを思いをした時は、時間の経過と共に「痛い」とか「しんどい」とかの症状が和らいでいくので、今回の抗がん治療もそんなもんだろうと考えておりました。


例1:1回目の抗がん剤の点滴より2回目以降の点滴の方が楽だろう
例2:抗がん治療始めてもう1ヶ月経つから身体も慣れてきているだろう


実際はぜんぜん違うんですよね(個人的な体感で万人がそうであると保証するものではありません)。
1回目より2回目、2回目より3回目の方が辛い。なんてったって身体が全然回復してこない。ストレスがガンガン溜まってヤバイ。宇宙ヤバイコピペ並みにヤバイ。



よく考えたら、がんが体内にある状態(治療開始前)って、がんが相当進行していて臓器不全とか起きてる状態じゃなければ健康体とあまり変わらないんですよね。抗がん剤1回目の「健康な状態に抗がん剤が入ってくる」のと、2回目以降の「抗がん剤でメタメタになって多少回復した状態に抗がん剤がおかわりされる」のと、どちらがしんどいかなんてちょっと考えたらわかりそうなものですが、なんでわからなかったんだろうか。


wWw<薄々気がついてはいたけど目をそらしていた、とかかなぁ
(・∇・)<半年ぐらいジワジワ辛くなり続けるとか考えただけで憂鬱ですもんね、逆毛様



あと、抗がん剤の副作用以外にも、周囲の人に症状を説明したりするのが非常に辛いです。辛いってか面倒くさい。症状症例フルオープンにしてガンガン話題にしていくのは変だし(何よりそんなことする体力がない)、思考力が激減しているので上手に説明できないし。
病気になった人に「色々と気を使わなくていいから病気を治すことに専念したほうが」というのは本当に必要な配慮だったんだなぁと思うことしきり。
病人に病状説明させちゃダメだよね。本人病気のこと考えるだけで憂鬱になるし。夢の中で病状の説明をして上手く伝わらなくてうなされて目が覚めたりしたこともあったし。


どうでもいいことですが、がんの治療中にお見舞いとかもらった時はいつお返ししたらいいんでしょうね。抗がん剤の投与が終わった時?寛解した時?どっちにしても半年以上ぐらい後になるから下手すると「あの人お見舞いもらったのにお返しもしてないわヒソヒソ」とかされそうで怖いし、かといってあんまり早くお返しして「あぁもう治ったんですか→いやまだ治療中で」とかも礼儀としてどないやねんと思うし。完治後とかなら5年ぐらい後になるし、その時期にお返しするとかもはやギャグですよね。


という訳で、これからは「がん治療で辛い俺」という認識でこれまで通りグウタラしていきたいと思います。1日12時間寝たって気にしないぜ!