俺と治療台にあがる前の色々

親知らず関係のことは12/1以降に治療が終わってからまとめて書こうと思ってたんですが、よく考えてみたら治療完了後に思い出して書く余裕があるかどうかわからないし、余りにもショックがでか過ぎて全力でなかったことにしようとするかもしれないので先にある程度書いておくことにします。


親知らず関係の話なので痛い&怖い&キモイのが嫌な人は読まないことをオススメします。
あと奥歯に違和感がある人とかこれから歯医者に行く人にもオススメできないよ!!






今年の夏頃から、口中から時々変な匂いがしたり、舌の横側に腫れ・痺れがあったりと「なんか変だなぁ」と思うようなことがあって、歯磨きが足りないのかとか胃が荒れてて舌にコケでも生えてるのかなと考えて色々試行錯誤しておりました。


wWw<寝不足とか風邪の時に奥歯が「ズキ------z__ン」と痛むから違和感はあったんだけどね
(・∇・)<思い返せばあれは炎症を起こしてたんでしょうね。ホントわかりませんでしたね逆毛様


で、ある日夕食を摂っていたら左の奥歯付近に思い切り違和感があって(主に味わい的な意味で)、その辺を指で触ってみたら恐ろしい臭い。どこかで嗅いだ覚えがあるなぁ、どこだっけなぁと思い返してみたら真夏のゴミ捨て場の臭いなんですな(ハッキリ言うと腐乱臭)

流石にこれは歯磨きとかそういうレベルじゃねーぞ!とボケる余裕すらなく慌てて行きつけの歯医者にTel。


「どうしましたか?」→カクカクシカジカ→「じゃぁ予約するので来て下さい。いつがいいですか?」→こっちは何時でもいいから可及的速やかに予約をインしてプリーズ!!


受付のおねぇさん半笑いで翌日の午後一番の予約を入れてくれました。もういいんです。恥とか外聞とかより実利を取る歳だし。日記のネタにもなるし。


そして診察。ざっと全体を見て他は問題ないけど左の奥はえらいことになってるらしい。レントゲンを撮るので〜と言われたので口の中に小さいのを入れて外からピカッ!とやるのかと思ったらレントゲン室に移動させられて変な対放射線エプロンみたいなのを装備することに。ナニコレ?と思いつつレントゲン台に立ったら顔の周りを機械がぐるりと一回転。わけがわからんまま診療台に戻ったら目の前のディスプレイに我の頭のレントゲン写真@360度が映っております。


wWw<最近の科学は素晴らしいのう…というか歯のレントゲンはおもくそわかりやすくていいな!
(・∇・)<めっちゃわかりやすくて面白かったので「データくれませんか」と言いかけましたね逆毛様



流石にデータくれと言えなかったので再現図?


えぇもう見事なぐらい下の奥歯が左右二本とも横倒しでした。お前は直角三角形か!というぐらい綺麗な90度で。更に歯の根元が顎の骨に思いっきり重なってるんですよね。アハッ、これだけ見事に横倒しになってたら悩む間もなく「抜きましょう」って言われるんだろうなぁとお医者先生見てたら


「あー…そうですね。抜くと色々トラブルがあるんで(口の下が痺れるとか)とりあえず抗生剤出しておくんで様子見てください」


だそうです。えーと。コレ抜いたほうがいいんですよね?と聞いたら


「抜きたかったら抜く段取りをつけて、ですねぇ」


だそうです。誰が段取りつけるんだろう。今ここで「OK,サックリ抜いてくれ」と言ったらどういうリアクションするんだろうか、でもさっき「様子見ましょう」って言われたしどう考えても俺抜きたくないぜオーラがダダ漏れだからまぁいいか。多分次○日に来て下さいとか言われて次の診察の時にまた相談だよね!と判断して待合室に戻って大人しく三角座りで支払いの呼び出しを待っておりました。以下の流れはAAで。

  ( ゚д゚) 支払いも済んだし後は次の診察日決めるだけか…
_(__つ_し__
_______


       次の診察はないです。また痛くなったら連絡してくださいね〜>
 Σ( ゚д゚) 
_(__つ_し__
_______


  ( ゚д゚ ) 
_(__つ_し__
_______

えっ?と思ったけれども受付のお姉さんを小一時間問い詰めてもしょうがないので抗生剤3日分貰って帰宅。まぁ抗生剤飲んで歯磨きしてたら落ち着くのかな?と思ってたんですね、この時は。


一週間後、そこには元気にのたうちまわるM.Tricksterの姿が!!


「もう二度と歯医者なんて信用しないよ」と言い出しかねない勢いでしたが痛かったら連絡してくださいと言われてたんで、もう一度歯医者へ行くことに。ただし、前回のリアクションがどうも「めんどくさい患者だなぁ」という風に思えて仕方が無いので今度は家人が通う評判のいい歯医者に行ってみることにしました。めんどくさいのは症例なのか患者の人間性なのかハッキリさせたくないしね!


(ちなみに我が行ってる歯医者も腕はいいんです。診察めちゃくちゃ早いし殆どの場合一回の通院で完治するし。ただ、規模が小さい所だったんで真横に生えてる奥歯を抜くという時間も手間もリスクもかかることは避けたかったのかもしれません。他の病院紹介しますと言っても「いや、ここで抜いてください」と頑なになる患者さんもいるでしょうからね)


そしてその歯医者に電話をしてみたら「午前は予約じゃなくて順番で診るから好きな時に来てください」というお返事。そんな診療スタイルで大丈夫か。好きな時に来てくださいとか言われたら俺は診療開始の30分前だってホイホイ行っちまうような男なんだぜ。ウホッ、いい病院…。ちなみに日記では常に馬鹿な事を書いてますが日常でも同じように馬鹿な事を考えています。流石に発言することは少なくなりましたがね。



次の日、診療開始が9時からだったので8時30分頃に行ってみたら既に駐車場満車、待合室が八割方埋まっております。ナニコレ。新手の罠?まぁ流行ってるのはいいことなんだろうけど、と初診問診票などを書きつつ待つこと一時間。事前に家人から「多分親子でやってる病院で、お父さんと息子さんの先生がいるんだけど、若い方の先生がアタリらしいよ。若先生の方だといいね」と言われていたので、スンゲェガリガリ削られて痛い痛いと叫んだら「痛くなくては覚えませぬ」とか言われたり迂闊に苦情申し立てたりしたら目玉が飛び出るほどぶん殴られたりするのかとワクワクしてたら自分の診察の番に。


診察台に登って待ってたら若先生のおなーりー。


普通のメガネの好青年ぽい先生でした。ガチで藤木みたいなのに来られても困りますけどね。


そして若先生に滔々と現状(口中が臭くて親知らずがじわりと痛くて苛々する)とか前回行った歯医者で撮ったレントゲンの内容とかその歯医者の対応とか今自分はどうして欲しいのか(抜かずに現状が解決するならそれでいいが抜かなきゃ再発するのなら抜きたい、抜かなきゃダメと判断するのはどういう所で判断するのか、抜くとしたらこの歯医者でもお願いできるのか等)を語りました。途中から自分で「あぁ我はガチでまいってるんだなぁ…」と自覚するほど何とかして欲しいと訴えてしまい、いきなり来られてこれだけ言われたら迷惑だよなぁと反省しつつ若先生の判断を待っていたら


「そうですね、ではひとまず口の中を見せてもらいますね」


wWw<そりゃどんな名医でも実際診ないと判断できないわな
(・∇・)<冷静に思い返すと汗顔の至りですね。自覚できないほどイライラしてて冷静じゃなかったようで


そして全体&患部を診て若先生が一言。


「抜きましょう」


なんでも親知らずと手前の奥歯の間に雑菌が繁殖しているので抗生剤などの投薬では一時しのぎにしかならないし、歯磨きが出来る場所でもないから抜くのが一番いいそうです。更には「僕このタイプの親知らず抜くのが上手ではないので、提携している市民病院の口腔外科で抜いてもらうのがいいと思います。これまでにも何度か紹介して抜いてもらってますのでそれで良ければすぐ連絡して予定を立てれますし」とのこと。


wWw<これはありがたかった。「いつになったら解決するのか」とイライラしなくて済むのはホントにありがたいね
(・∇・)<最悪飛び込みで市民病院行ったろかとまで思ってましたもんね逆毛様


ビジネス関係では「○○は苦手なので上手い人を紹介します」ってのはなかなか言えないんですよね。でもこれが言える人は殆ど外れなくいい仕事をしてくれると思うので非常に安心しました。

そして親知らずを抜くときのリスクとか抜いた後の通院についてとかを相談してる間に市民病院の予約を取ってもらって紹介状と抗生剤3日分を貰って帰宅。結構長い間生きてるし病気も通院もそれなりにしてるけど紹介状書いてもらったのは初めてだったりします。なので帰宅してしばらくはズドーンと憂鬱になってました。一日経った今では「自分の体なんだから自己が納得して治療をお願いした以上、痛かろうがなんだろうが信頼して我慢するしかねぇ!事故があっても現状ではこれ以上しっかりした所はないと判断した上での決断なんだから達観しろ!」と思えるようにはなりました。万が一後遺症でしゃべれなくなったら超高速タイプ&音声読み上げソフトで対応して、テレビ取材が来るぐらいのレベルにまで磨きあげたりしても面白そうだし。


これまでの経験から言って事前に大騒ぎしてる方が何事も無く終わることが多いので経過報告をしてみました。今の医学は発展してるし、訴訟とか色々あってわからないこととかわかりにくいこととかキッチリ説明してくれるんでちゃんと尋ねてちゃんと聞いていれば予想外想定外のことはそうそう起こらないとは思うのですが、まぁ、一応。